こんな方におすすめ
- 地方公務員をやる魅力は?
- デメリットはないの?
- 地方公務員になるにはどうしたらいいの?
こんにちは。こもく(@komoku291)です。
田舎では都会と比べて大企業が少ないです。
それもあってか田舎で公務員というと「勝ち組」なんて呼ばれることも多いです。
公務員のイメージはというと定時で帰れて仕事も楽、なんてイメージされている方もいるかもしれませんね。
実際のところどうなのでしょうか。
ぼくの周りにはたくさん公務員の友達がいます。
今回はそのうち7人にインタビューしてきましたので、それをもとに田舎で働く地方公務員のリアルをお伝えしたいと思います。
なおここでいう地方公務員とは、県庁や市役所、町役場に勤務している人のことを想定しています。
もくじ
地方公務員のメリット7つ
まずは地方公務員になるメリットをご紹介します。
まとめると以下の7つです。
地方公務員のメリット
・収入が安定している
・福利厚生が手厚い
・社会的信用が得られる
・いろんな仕事を経験できる
・基本的に転勤がない
・真面目で勤勉な人が多い
・モテる
詳しくみていきましょう。
収入が安定している
公務員は景気に左右されず毎月安定した収入が入ってきます。
ボーナスも年に2回きちんともらえます。
民間の営業のようにノルマ未達だから減らされる、なんていう心配もいりません。
倒産して来月から仕事に困るということもありません。
大企業でも大規模なリストラが行われたりしている中、安定しているとういのは公務員になる最大のメリットかもしれませんね。
福利厚生が手厚い
これもよく言われることですが、福利厚生が手厚いです。
例えば休暇制度。
年次有給休暇に育児休暇、特別休暇などがあります。
また各種手当もたくさんあります。
通勤手当、住宅手当、扶養手当、地域手当など…。
他にもスポーツジムに通常価格より安く入れたり、特定の宿泊施設で割引がきいたりと様々な福利厚生があります。
社会的信用が得られる
田舎では公務員をしているというと社会的信用が抜群です。
親が安心してくれるというのもあります。
地域のコミュニティでも「○○さんは役所に勤めているらしい」となると評判が上がります。
またローンが組みやすいという利点もあります。
公務員の友人で、20代でローンを組んで家を建てたという人もいるくらいです。
いろんな仕事を経験できる
公務員はゼネラリストを育てるため、数年に一度異動があります。
なのでいろんな仕事を経験できます。
一口に公務員と言っても、人事や税務から土木や福祉と様々です。
いまの仕事内容が自分に合っていないなと感じたら異動願を出すことができます。
常に新しい刺激を求めている人におすすめです。
基本的に転勤がない
地方公務員は民間や国家公務員と違って大きな転勤がありません。
場合によっては民間や中央省庁への派遣なんかはあります。
なので外でも仕事をしてみたいという人は希望を出して通れば県外で働く経験もできます。
ただ基本的には県内、もしくは市内で勤めるということになります。
地元で仕事をし続けたいという人にピッタリです。
真面目で勤勉な人が多い
地方公務員になるためには、筆記試験や面接などをクリアしなければなりません。
なので基本的にコツコツ努力できる、真面目で勤勉な人が多いです。
いわゆる優等生で、ぼくの周りにいる公務員の友達もみんなちゃんとしています。
単に高学歴というわけではありません。
中には高卒で入った人もいますし、それほど有名な大学でなくても公務員になっている人はいます。
彼らの共通点は、公務員試験のためにコツコツ勉強してきたということと人柄がよいということでしょう。
モテる
社会的信用が厚いということにつながりますが、田舎で公務員をしてるというとモテます。
田舎では公務員というだけでステータスになるんですね。
これまでまったくモテなかったのに、公務員になってしばらくして彼女ができたという人もいました。
合コン受けもいいという話もあります。
なんと公務員限定の街コンなんていうものもあるようです。
地方公務員のデメリット3つ
これまで地方公務員のいいところを紹介してきました。
しかしいいことばかりではなく、不満の声も聞いてきました。
デメリットは以下の3つです。
地方公務員のデメリット
・つまらない仕事が多い
・キャリアが積みにくい
・部署によっては残業が多い
詳しくみていきましょう。
つまらない仕事が多い
部署によって仕事の内容は様々という話は先ほどもしましたが、基本的にはつまらない仕事が多いということでした。
公務員は失敗を恐れる生き物です。
なのでどうしても前例にないことはしたがりません。
やりたいことがあっても上がノーと言えばノーになってしまいます。
しかしそこまで創意工夫を求めず、単調な仕事が苦にならないという人には向いているでしょう。
キャリアが積みにくい
メリットであげた「いろんな仕事を経験できる」の裏返しになりますが、キャリアは積みにくいです。
特に総合職の場合、税務をやって福祉をやって土木をやってみたいなキャリアの人もいます。
せっかく仕事を覚えても次の異動先でまた1から覚え直さないといけないといことはザラです。
一つの道を究めたいというスペシャリスト派の人には向いていません。
逆に飽き性の人、ゼネラリストになりたいという人にはメリットになります。
部署によっては残業が多い
公務員のイメージというと定時で帰れるというのを上げる人も少なくないかもしれません。
しかしそれは昔の話。
もちろん仕事内容にもよりますが、残業があるところは多いようです。
特に人事課や財政課などのいわゆる花形の部署ではその傾向が強いようです。
イベントがあれば土日に出勤することもあります。
しかしその分残業代が出たり代休がもらえたりはしているようなので、その点は安心ですね。
地方公務員のなり方
地方公務員のメリット・デメリットをご紹介しました。
ここまで読まれて魅力的に感じた方に向けて、地方公務員のなり方についてみていきましょう。
ざっくりと筆記試験と面接の二つに分けられます。
筆記試験
筆記試験は例年6月に行われます。
地方公務員の筆記試験に受かるための勉強は800~1200時間必要と言われています。
1日3時間勉強したとすると1年で1000時間ちょっと勉強したことになります。
よってだいたい受験から一年前の6月あたりから勉強を始めた人が多いようです。
ぼくがインタビューした人のなかでは受験年の1月から勉強を始めて合格したという猛者もいました。
しかし彼は法学部で、公務員試験のメインとなる法律科目に知識があったからできたことでしょう。
基本的には約1年間の勉強が必要と考えておいたほうがよいでしょう。
大学で行われている公務員講座もおおよそ6月ごろから始まるところが多いようです。
大学の講座はみんなが受けているから安心ということはありますが、予備校を利用して自分で勉強している友達もいました。
それがLECの通信講座 です。
対面の講座と違って通信講座なので好きな時好きな場所で受講できる点が魅力です。
一番の決め手は倍速受講が可能ということでした。
その人いわく公務員試験において最も重要なのは過去問演習であり、インプットは倍速でサクッと終わらせてひたすら過去問を解いていたようです。
参考にしてみてください。
面接
公務員試験の大部分は筆記試験で決まるともいわれています。
面接は人柄ややる気をみられ、素直に受け答えをすることが肝心です。
ムリに心証をよくしようとして嘘をついたりするとボロが出た瞬間不合格になりますので、ありのままの自分を出すようにしましょう。
その他
自治体にもよりますが、筆記試験と面接のほかにグループディスカッションやプレゼンテーション試験を課すところもあるようです。
事前にあなたの受けたい自治体の試験内容をチェックしてみてください。
年によって試験内容が変わるところもあるようなので最新のものをチェックするのが重要です。
まとめ:勉強は大変だがチャレンジする価値あり
地方公務員になるのは簡単ではありません。
しかしこれまでみてきたように地方公務員は大変魅力的なお仕事です。
特に田舎ではそのステータスや収入の安定が相まって地方公務員は最強職種の一つとされています。
年齢制限はありますが、もし興味があるならチャレンジする価値はあるでしょう。
試験勉強を始めるならLECの通信講座 も検討してみてください。
お金はかかりますが、貴重な時間を買うことができます。
それではまた!